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          Satellite Data Arrangement Program for WinOrbit

          ver 2.0   (C)Copyright 2000-2002 H.Ikeda/JI1OWP

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概要:このプログラムはWinOrbitの衛星飛来予測データをもとに、衛星毎の
      データを飛来時刻順に並べ替え、プリンタに出力します。
      また、WinOrbitの出力において、最大仰角が低いオービットはプリント
      アウトしないよう設定が出来ます。


ファイルの構成:satarg##.lzh(##はバージョン)を解凍すると以下のファイルが出来ます。
          satargREADME.txt・・・このファイル
          satarg.exe・・・・・・・・・実行ファイル(xxはバージョン番号)
          Satlist.eph・・・・・・・・出力する衛星を記述するファイル
          Satinfo.txt・・・・・・・・WinOrbitと本プログラムインターフェースを取る
                             ファイル


実行環境:Windows95/98/Me/XP の環境で、WinOrbit 3.6以上がインストールされて
          おり、Windowsの「通常使うプリンタ」が設定されている事。
          (用紙はA4です) 


準備:
(1)WinOrbitの準備
   @WinOrbitが展開してあるフォルダに、Satlist.ephというテキストファイル
     を移動します。
   ASatlist.ephに追尾したい衛星を複数個記述します。(メモ帳で開けます)
     一行に一衛星づつ半角英数字(大文字)で記述してください。
   B同じフォルダにSatinfo.txtというテキストファイルを移動します。
     (中身は空のまま)
   CWinOrbitを立ち上げ、左上の[File]-[Print Ephemeris]を左クリックして、
     Print Ephemerisウィンドゥを開きます。
   D出力先は、ファイルのラジオボタンにチェック。
     Event Selectionは、AOS/LOS/TCAにチェック。
     Fixed Formatはノーチェック。
     Table Formatsは、Choose Columnsボタンを押して、以下のカラム順に
     設定し、User Fomat 1 として登録する。変更する場所をクリックしてReplace/
   Insert/Delete等をつかって編集します。 
     LCL Date/LCL Time/Az/El/Range/Lat/Long/Alt/Illum
   EPrint Optionsは、Marginを8spacesにセット。
     Page HeadingとColumn Headingsにチェック。
   FPage Heading Itemsは、すべてチェックをはずす。
   GDoneを押してウィンドゥを閉じ、[File]-[Save Settings]をして、
     WinOrbitを終了(Exit)します。Save Settings on Exit(at Misc Setting)
     にチェックを付けている場合は、そのままExitで結構です。
(2)実行ファイルの準備
   @satarg.exeファイルをWinOrbitが展開してあるフォルダに移動します。
   Aデスクトップに実行ファイルのショートカットを作っておくと良いでしょう。
(3)なお、プリンタはWindowsの通常使うプリンタに出力されます。


実行:
(1)WinOrbitを立ち上げ、Print Ephemeris ウィンドゥを開きます。
(2)Satellite Selection で、From Fileにチェック。
(3)Table Formats で、User Format 1 を選ぶ。
(4)Time Frame of Printout で、Starting Epoch, Duration を記述。
     この時、Starting Epoch はUTC入力なので、通常の表示をローカル
     タイムにしている場合は要注意。
(5)Print Table でファイルに出力する。この時出力先のファイルとして
     Satinfo.txtを選ぶ。ファイルの書き込みが終了したらDoneを押して
     ウィンドゥを閉じ、WinOrbitを終了(Exit)する。
(6)satarg.exeのショートカットをダブルクリックして実行する。
(7)最大仰角がある値以下のデータは無視するが、その設定角度を聞いて
      くるので数字で入力後、Enter を入力。
(8)プリンターに出力するかどうかを聞いてくるので、出力する場合はY(y)、
   しない場合はN(n)を入力してEnter を入力。
(9)ファイルに出力するかどうかを聞いてくるので、出力する場合はY(y)、
   しない場合はN(n)を入力してEnter を入力。
(10)プリンターおよびファイルに出力が開始されます。用紙はA4を使います。
     (1ページ1ジョブとして出力されます)
(11)ファイルは、同じディレクトリ内にSatarg.txtというテキストファイルが
   作成されます。


注意:WinOrbitとsatarg.exeのインターフェースは、Satinfo.txtという
     テキストファイルによって行われますが、このファイルはsatarg.exe
     が実行されると内容が消去されます。従って、再度プリントアウトす
     る場合はWinOrbitの操作から始める必要があります。
     これは、Satinfo.txtの内容を残しておくと、次にWinOrbitからデータ
     を出力した場合にデータが上書きされずに追加(Append)される形に
     なるためです。


質問・バグ情報: E-mail で、JI1OWP@jamsat.or.jp 池田までご連絡ください。


免責:このプログラムはフリーウェアです。
     このプログラムの使用に起因するいかなる事態も責任を負いかねます。
     通信と個人的な手渡しによる転載、流通に関しては内容の改変等が無い限り
     制限はありません。


改版履歴:
2002/07/24  2.0   AO-7を含んだリストの処理をした際のバグ修正。
2002/06/11  1.9   英数字を末尾に含まない衛星名を処理した場合のバグを修正。
2002/05/05  1.8   Windows XPでの動作を確認。衛星名を半角8文字の取扱いに変更。
2001/10/30  1.7   バグ修正。終了処理を変更。
2000/12/21  1.6   ファイル出力をサポート。
2000/11/14  1.5a  マニュアルの表記とファイル構成を変更。
2000/11/05  1.5   エラー処理を改善。
2000/10/21  1.4   Windows Me に対応。
2000/09/07  1.3   エラー処理を改善。
2000/07/06  1.2   ページ内のフォーマットを見やすくした。
2000/06/29  1.1   エラー処理を改善。
2000/03/14  1.0   F-BASICに移植。実行ファイル形式とする。
2000/03/09  β版  取り扱えるデータ数を、512→1024に増大。
2000/03/04  α版  BASIC/98で作成。

EOF