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                            Set System Clock Forward
                            Set System Clock Backward

                 Ver. 1.4   (C)Copyright 2000-2001 H.Ikeda/JI1OWP

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1.はじめに
  衛星通信においてFDT(Full Doppler Tuning)を行う場合、衛星の軌道追尾を行うPCの
 時計の精度が重要です。時計の精度を保つにはいろいろな方法がありますが、インターネット
 接続環境にある場合は、NTPクライアントを導入することで、簡単に0.5秒程度の誤差に収める
 ことが出来ます。
   しかし、それでは十分ではない場合があります。STARS(Satellite Tracking Adapter for
  Radio System)と衛星軌道追尾ソフトWinOrbitの組み合わせを使用した場合、STARSの開発者
 であるJA6SNK/1平川OMのホームページ(http://www04.u-page.so-net.ne.jp/da2/hirakawa/)
 に実験記が紹介されていますが、ソフトの計算遅延などをキャンセルするためにPCの時計を
 3〜5秒程度進める必要があります。


2.本プログラムの機能
  そこで、本プログラムでは、あらかじめ設定しておいた秒数だけ、PCのシステムクロック
 を進めたり(Forward)、遅らせたり(Backward)することが出来ます。


3.ファイルの構成
  ClockADJ##.lzh(##はバージョン)を解凍すると、以下のファイルが作成されます。

  ClockFWD.exe ・・・・PCの時計を設定量進めるプログラム
  ClockBAK.exe ・・・・PCの時計を設定量遅らせるプログラム
  Offset.txt ・・・・・時計を進める、あるいは遅らせる秒数を記述しておくファイル
  clockREADME.txt・・・このファイル


4.使用法
  解凍したファイルを適当なフォルダに入れ、ClockFWD.exeとClockBAK.exeのショートカット
 をデスクトップ上に作成するか、スタートメニューに登録しておくと良いでしょう。
  Offset.txtに進めたい、あるいは遅らせたい秒数を設定します。


5.使用上の注意点
  ClockFWD.exe、ClockBAK.exeとOffset.txtの3つのファイルは同じフォルダにおいてくださ
  い。また、処理を簡単にするため、時分秒の桁上げ処理は行っていますが、年月日の桁上げ
  処理は行っていないので、0時(24時)をまたぐ形での実行は処理が不正になります。


6.開発・確認環境
   Windows 98SE/Me 上で開発、および動作確認を行いました。


7.質問・バグ情報
  質問・バグ情報・要望などはE-mailで JI1OWP@jamsat.or.jp 池田までお願いします。


8.免責
  このプログラムはフリーウェアです。
  このプログラムの使用に起因するいかなる事態も責任を負いかねます。
 通信と個人的な手渡しによる転載、流通に関しては内容の改変等が無い限り制限はありません。


9.改版履歴
  2001/09/20  1.4   プログラムを自動終了するように変更
  2001/06/05  1.3   エラーメッセージを変更
  2001/03/28  1.2   Windowのタイトルバーを変更
  2000/12/24  1.1   バグフィックス
  2000/12/21  1.0   初版作成

EOF